今回は和田秀樹さんの著書『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』をもとに、人生を劇的に変える「明るさ」の秘密について深掘りしていきます。
私自身もこの本から多くのポジティブな学びを得ましたし、今人生に悩んでいる方やもっと楽しく生きたいと思っている方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
「うまくいくから明るくなるのではなく、明るいから人生がうまくいく」――この言葉が示すように、明るさは単なる結果ではなく、人生を動かす原動力なのです。
この記事では、明るい人がなぜ人生で成功しやすいのか、人生を良くするために変えるべき口癖、そしてポジティブな感情を引き出す具体的な方法を3つのポイントに分けて紹介します。
目次
1. 明るい人はなぜ人生がうまくいくのか?
まず最初に、明るい人が人生で成功しやすい理由について話しましょう。
結論から言うと、明るい人は「いろんなことを試す人」だからです。
これは単なる性格論ではなく、実際に人生の勝率を上げるための非常に合理的な考え方です。
例えば、飲食店を選ぶ場合、3件しか行ったことがない人と100件行ったことがある人、どちらが美味しいお店を知っていて、デートもうまくいく可能性が高いでしょうか?
明らかに100件の人ですよね。
経験の数が多いほど、成功体験も失敗体験も積み重なり、選択肢が広がります。
また、スポーツの例で言うと、野球の代打で1打席だけ回ってくる選手より、レギュラーでたくさん打席に立つ選手の方がヒットを打つ確率は4倍にもなると言われています。
つまり、試す回数=打席の数が多いほど成功の確率は高くなるのです。
人生も同じで、挑戦の数が多い人ほど成功の土台ができています。
ところが、人は失敗を恐れるために挑戦を避けがちです。
新しい店に行ってみて「食べログ評価1.5の激マズ店」だったら後悔しか残りませんよね。
失敗体験がトラウマとなり、どんどんチャレンジすることが怖くなってしまうのです。
しかし、ここで重要なのが「明るくいること=ポジティブなメンタルの持ち方」です。
明るい人は失敗を恐れず、むしろ失敗を「うまくいかない方法を見つけた」と捉えます。
発明家エジソンの有名な言葉をご存じでしょうか?
「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」
この言葉が示す通り、明るい人は失敗を失敗と捉えず、学びの一つとして受け入れているのです。こうした考え方ができると、毎日を明るく楽しく過ごせるようになります。
具体的には、
- いろんなことを試す(挑戦の回数を増やす)
- 失敗しても気にしない
- 成功(ヒット)が出る
- 成果が出る
- 人生が楽しくなる
このサイクルを回せるかどうかが、人生の明暗を分けるのです。
失敗を気にしないルールを自分の中で決めることは、実は2秒でできます。
あなたも今日から「失敗しても大丈夫」と心に決めてみてはいかがでしょうか。
2. 人生を変える3つの口癖とは?
次に、人生をポジティブに変えるために「口癖」を少し変えることの重要性について話します。普段、あなたはどんな言葉をよく使っていますか?
実は、口癖はその後の行動や感情に大きな影響を与えます。
もしあなたが「どうせ」「でも」「だって」といった否定的な言葉をよく使っているなら、今日からやめましょう。
ここからは、秒で明るい人になれる口癖を3つ紹介します。どれも簡単に取り入れられるものです。
1. 「どうせ」を「とりあえず」に変える
よくあるネガティブな口癖の代表例はこんな感じです。
- 「企業なんて無理無理、どうせ失敗する」
- 「頑張ったってどうせ給料上がんない」
- 「選挙に投票したってどうせ世の中よくならない」
こういう言葉を聞くと、いい印象は持てませんし、人生がうまくいって楽しんでいるようには全く見えませんよね。
でも、他人のことは冷静に見られても、自分ではつい使ってしまうこともあります。
そこで、これらの「どうせ」を「とりあえず」に変換してみましょう。
- 「とりあえず起業してみるか」
- 「とりあえず頑張ってみよう」
- 「とりあえず投票してみよう」
これだけで言葉の印象も気持ちもまったく違います。
ポジティブな一歩を踏み出すきっかけになるのです。
2. 「まあいいか」
次に、日常の小さな失望や不満を受け流す魔法の言葉「まあいいか」です。
例えば、旅行で奮発して1泊10万円のホテルに泊まったとします。
期待が大きい分、少しサービスが悪かったり、料理が口に合わなかったりすると「10万円も出したのにこれかよ」と不満がこみ上げてきますよね。
そんな時こそ「まあいいか」の出番です。
「確かに10万円は高いかもしれないけど、このすごい景色も楽しめたし、まあいいか」
この瞬間の切り替えができるかどうかで、ストレスの感じ方や日々の幸福感が大きく変わります。
私も普段から意識して使っていますが、秒でポジティブになれるのでおすすめです。
3. 「それもそうだね」
最後に紹介するのは、コミュニケーションで使える便利なフレーズ「それもそうだね」です。
この言葉は、相手の意見を全否定も全肯定もしないニュアンスを持ち、会話を円滑に進めるのに役立ちます。
例えば、あなたが「学識サロンの動画はめっちゃためになるし面白いよ」と友達に勧めたとします。
すると友達が「俺はサラタメさんの方が好き」と反論してきた時に、「それもそうだね」と返せば、喧嘩にならずに済みます。
頑固になって自分の意見を押し通したくなる時も、この一言でお互い明るい気持ちを保てるのです。
ぜひこの3つの口癖を一つでも取り入れて、ポジティブな自分を作り上げてください。
3. ポジティブな感情を引き出す2つの裏技。
1. どんなものでもいい面を探す
人には誰でも長所と短所があります。
例えば、「いつも悩みすぎて行動できない人」は一見短所のように見えますが、見方を変えれば「慎重に考えることができる人」とも言えます。
短所と思っている部分の中にも必ず良い面があるのです。
これを意識的に探し出すことが大切で、物事を白黒で判断する「二分割志向」をやめることがポイントです。
世の中には白か黒かだけでなく、その間にグレーの部分もたくさんあります。
例えば、せっかくの休日に雨が降っていると、「雨かつまんない」と考えがちですが、ここで「雨だけど部屋の掃除ができてめちゃくちゃ綺麗になって最高」と捉え直してみましょう。
こうした思考の切り替えが毎日をポジティブに、幸せにしてくれます。
他にも、待ち合わせに1時間遅刻してきた友達にイライラする代わりに、「そのおかげで買いたい服を買う時間ができた」「読みたい本を読む時間ができた」と考えるのも効果的です。
2. 食べたいものを食べる
もう一つの大事なポイントは、「食べたいものを我慢せずに食べる」ことです。
今は健康志向が高まり、糖質制限や飲酒禁止などの情報が溢れていますが、日本人の死因第1位は1981年からずっと癌です。
つまり、ストレスをためてまで我慢するより、好きなものを食べて免疫力を高める方が良いのではないかという考え方です。
美味しいものを食べると誰でも幸せを感じ、ポジティブになれます。
ですから、あなたも大好きなブタメンやよっちゃいか、ヤドーナツなど、我慢せずに食べてみてください。
まとめとおすすめの一冊
今回は「明るい人はなぜ人生がうまくいくのか」「人生を変える3つの口癖」「ポジティブな感情を引き出す2つの方法」という3つのポイントを紹介しました。
これらすべては、あなたの人生を明るく楽しく変えるために即実践できる内容です。
この本『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』には、他にもポジティブになれる方法や人生を楽しくするコツが数多く紹介されています。
落ち込んだ時や、今より人生を良くしたいと思っている方はぜひ手に取ってみてください。
トイレや部屋に置いておくと、いつでもポジティブな気持ちを取り戻せますよ。
あなたの人生が明るく、楽しく、そして成功に満ちたものになることを心から願っています。
さあ、今日から明るい人生をスタートさせましょう!