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頑張らなくていい理由があるんです!!『がんばらない戦略』!

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今回は、川下和彦さんとたむらようこさんの著書『がんばらない戦略』をテーマに、そのエッセンスをわかりやすく解説していきます。

もしあなたが日頃から「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込みすぎているなら、ぜひ読んでほしい内容です。

なぜなら、「頑張らないこと」が実は成果を出すための最も効果的な戦略だからです。

本の紹介と感動の表情

なぜ私たちは「頑張る」ことに疲れてしまうのか?

あなたは普段、どれくらい頑張っていますか?

YouTubeで勉強しているあなたなら、きっと毎日何かしら努力を重ねているはずです。

資格取得のための勉強、キャリアアップのためのスキル習得、仕事に熱心に取り組むこと、ダイエットや節約など、さまざまなチャレンジに頑張っていることでしょう。

まずはその頑張りに敬意を表します。

ですが、実際にそれらの努力はどれほど長続きしましたか?

三日坊主で終わってしまった経験はありませんか?

それは決してあなたの意志が弱いわけではありません。

私たちは物心ついた頃から「結果を出すために頑張りなさい」と親や先生から何千回、何万回も刷り込まれてきました。

そのため、「頑張ること=正義」「頑張らないとダメ」という思い込みが強くなりすぎているのです。

その結果、頑張れない自分に悩み、自己嫌悪に陥ることも多いでしょう。

しかし、本当に頑張ることが全てでしょうか?

実は「頑張らない専念」こそが、最も効率的に結果を出す方法なのです。

ここで言う「頑張らない」とは、何もしないという意味ではありません。

むしろ、無駄にがむしゃらに努力するのではなく、効率的で賢い努力の方法を学び、結果を出すことができる努力のスタイルを指します。

この考え方を理解し実践することで、あなたの努力はもっと楽しく、そして効果的になるでしょう。

頑張らない戦略の重要性の説明

『がんばらない戦略』の物語の概要

この本は物語形式で進んでいきます。

舞台は「がんばーる国」と「がんばらん王国」という二つの国です。

主人公の美咲ちゃんは元々がんばーる国の女の子ですが、がんばーる国の人々は朝早くから起きて一生懸命頑張っています。

しかし、残念ながら全く成果が出ていません。

一方、がんばらん王国は無駄な努力をしない独自のルールを知っている人たちの国です。

オリンピックのメダル数も、経済的豊かさも、幸福度も、がんばらん王国の方が上回っています。

美咲ちゃんはがんばらん王国を訪れ、そこで人々と話す中で「頑張らなくてもいい理由」を学んでいきます。

がんばーる国とがんばらん王国の対比

1. 火曜日の淑女:曜日で決めれば頑張らなくてもできる

最初に紹介するのは「火曜日の淑女」という話です。

美咲ちゃんが商店街を歩いていると、掃除をしているおばあちゃんに声をかけられます。

このおばあちゃんは毎週火曜日だけ掃除をしていることで有名で、「火曜日の淑女」と呼ばれています。

暑い日も寒い日も、雨の日も欠かさず火曜日に掃除を続けているのです。

美咲ちゃんが「毎週火曜日の掃除は大変じゃありませんか?」と尋ねると、おばあちゃんはこう答えました。

「火曜日の淑女はな、火曜日ってとこがミソ。曜日で決めてしまえば、人は大概のことはやってしまうよ」

つまり、人は「曜日ごとにやることが決まっている」と、その行動を頑張らなくても自然とやってしまうということです。

あなたも子どもの頃、習い事を毎週決まった曜日に通っていた経験がありませんか?

あれは曜日で行動が決まっているからこそ、継続しやすかったのです。

私の経験からも、普段頑張っていることを曜日で決めてしまうと、頑張らなくても自然と習慣化できます。

例えば、月曜日は資格勉強、水曜日は運動、金曜日は読書といったように曜日で役割を割り振るだけで、頑張る負担が大きく軽減されるのです。

火曜日の淑女の掃除風景

2. 人生はゲーム:ゲーム感覚で取り組むと楽になる

次に紹介するのは「ゲームばかりしている男」の話です。

美咲ちゃんががんばらん王国を歩いていると、飛び込み営業のセールスマンが断られている場面に出くわしました。

普通なら落ち込むところですが、そのセールスマンはドアが閉まるや否やガッツポーズをしています。

不思議に思った美咲ちゃんが理由を尋ねると、彼はこう答えました。

「僕は営業で断られるゲームをやってるんだ。1000回断られたらご飯はお寿司と決めていたんだ。今断られたのがちょうど1000回目だったから、今日はちょっと贅沢してお寿司が食べられるってわけさ」

彼はかつて営業の仕事が大嫌いで、毎日同じことの繰り返しに飽き飽きし、断られるたびに人格否定されたような気分になっていました。

そんな時、仕事がつまらないからとサボってゲームばかりしていたそうです。

しかし、ある時「人生もゲームだ」と気づいたことで、苦しいことがなくなったと言います。

つまり、彼は営業で断られることを「ゲーム内の一つの挑戦」と捉え、報酬(お寿司)を設定することで楽しく仕事を続けられているのです。

この考え方は超ポジティブで、頑張ることを義務感ではなく、楽しみながら取り組む工夫と言えます。

 

営業で断られてもガッツポーズをするセールスマン

3. 美人とすれ違うと腕立て伏せを始める男:段取りとスイッチの重要性

最後に紹介するのは「美人とすれ違うと腕立て伏せを始める男」の話です。

美咲ちゃんが歩いていると、突然街中で腕立て伏せを始める男性に出会います。

なぜそんなことをするのか尋ねると、彼はこう答えました。

「美人とすれ違ったら腕立て伏せをすると決めているんだ。さっき白いブラウスを着た美人が通りかかっただろ?僕は毎日腕立て伏せをやるって決めてるんだよ」

美咲ちゃんは「スポーツクラブに行けばいいのに」と言いますが、彼はこう返します。

「それじゃあ続かないんだよ。よくいるだろ?スポーツクラブの会員だけど全然行かなくなっちゃう人。行かなきゃって頭ではわかってるのに行けないんだ。スポーツクラブに行くまでの段取りが多すぎるんだよ」

彼は段取りの多さを具体的に説明します。

  1. 朝起きる
  2. 外着に着替える
  3. 顔を洗う
  4. 歯を磨く
  5. 持ち物を準備する
  6. 靴を履く
  7. 家を出る
  8. スポーツクラブに到着
  9. 入館手続きをする
  10. 靴をロッカーに入れる
  11. トレーニングウェアに着替える
  12. 器具のところまで歩く
  13. やっと腕立て伏せができる

これだけの工程があると、気持ちが萎えてしまうのも無理はありません。

対して、道端で美人とすれ違った瞬間に腕立て伏せを始める彼の方法は、段取りが圧倒的に少なく、続けやすいのです。

つまり、何かを続けたいなら「段取りを減らすこと」が非常に重要なのです。

例えば、学校の宿題をやる時も、片付けずにページを開いたまま机に置いておくと、次の日自然と机に向かうことができます。

やらなければいけないことの段取りを限りなく減らすことが、頑張らなくて済む秘訣なのです。

腕立て伏せを始める男の説明シーン

やる気スイッチを作る

ところで、なぜ彼は美人を見かけたら腕立て伏せを始めるのでしょうか?

それは「やる気を出すためのスイッチ」だからです。彼はこう説明しています。

「僕にはスイッチが必要なんだ。やる気を出すための条件反射みたいなものだよ。例えばチャイムが鳴ったら昼休み、サザエさんを見たら日曜日も終わり。それと同じように自分にスイッチを押しているんだ」

美人を見かけると「モテたい」という欲求が湧き、体を鍛える原動力になる。

その気持ちを利用してやる気を引き出しているのです。

もしあなたが「美人を見ても体を鍛えたいと思わない」なら、その代わりになる別の「やる気スイッチ」を探せばいいのです。

お金持ちになりたい、有名になりたい、健康を維持したいなど、自分が心からやる気になるスイッチを見つけることが重要です。

頑張りたいという気持ちは必ず「理想の未来像」や「白波瀬した後のリターン」に繋がっています。

その想いを思い出させる仕組みを自分で作ることが、持続する努力の秘訣です。

やる気スイッチの説明

武井壮さんの筋トレ習慣も同じ原理

少し話は変わりますが、最近話題の武井壮さんもこの「やる気スイッチ」を使っています。

彼は毎日1時間の筋トレを何年も続けていますが、メンタル的にきつい日もあるそうです。

そんな時、筋トレのやる気を出すために、スラムダンクの熱いシーンやドラゴンボールの悟空とピッコロの戦いの映像を流して自分のスイッチを入れているそうです。

これにより、どんなにやる気が起きない日でも筋トレを続けられるのです。

このように、段取りを減らして行動をシンプルにし、やる気を出すためのスイッチを用意する。

この2つさえあれば、あとは自動操縦でうまくいきます。

あなたも今この瞬間から、自分だけの仕組み作りを始めてみてください。

武井壮さんの筋トレ習慣

まとめ:頑張らない戦略で人生をもっと楽しく効率的に

ここまでの話を簡単にまとめると、

  • 火曜日の淑女:曜日でやることを決めると、頑張らなくても自然に続けられる
  • 人生はゲーム:日常の努力をゲーム感覚に変えることで楽しく続けられる
  • 腕立て伏せ男:続けるためには段取りを減らし、やる気のスイッチを作ることが重要

『がんばらない戦略』はとても読みやすく、わかりやすい良書です。

 

 

最後に

頑張らないことを恐れず、むしろ賢く努力をすることで、人生はもっと楽しく、効率的になります。

『がんばらない戦略』はそんなあなたの考え方を変えてくれる1冊です。

 

 

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