こんにちは!
今回は「年収1億円になる人は『これ』しかやらない」(上岡正明著)をはじめ、数々の著書から学んだ「お金持ちになるための最短ルート」と「成功者の共通点」について詳しく解説します。
1億円という金額は大きすぎてイメージがわかないかもしれませんが、実は1億円を稼ぐ人たちには共通の考え方や行動パターンが存在し、それは誰にでも再現可能なものなのです。
この記事では、私が特に重要だと感じたポイントを中心に、具体的な行動メソッドやマインドセット、さらにはパートナー選びの重要性まで幅広く紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
最初の一歩を倍速にする!行動量とスピードの重要性
成功に必要なのは「行動量」と「スピード」の2つ。
質ばかりを追求して最初から完璧な計画を立てようとすると、失敗を恐れて行動が消極的になり、ライバルに大きく差をつけられてしまいます。
スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授の研究によると、「すごい天才だね」と褒められた子供たちは失敗を怖がって安全な道を選びがちですが、「もっとやれるよ」と成長を期待された子供たちは難問に挑戦し成功率も高かったのです。
つまり、「質」だけを求めて失敗を恐れると行動できなくなるのです。
そこでおすすめなのが「着手点スピードサイクルメソッド」。
これは以下のサイクルを繰り返す方法です。
- ライバル調査
- 最初の着手点を決める
- 模範行動
- 検証のための行動
- 次の着手点を決める
- オリジナル行動
- (1に戻る)
ポイントは「最初に綿密な計画を立てない」こと。
まずは成功している人の真似をして行動し、その結果から改善点を見つけて次に進むことが行動量を爆発的に増やす秘訣です。
例えばハンバーガーショップを開業する場合、まずはライバル店舗の価格やメニューを調査し、低価格メニューを展開することを最初の着手点に設定します。
その後、売上データを検証し、改善点を見つけて高価格路線にシフトするなどのオリジナル行動を加えていくのです。
集中力を劇的にアップさせる「1秒ルール」
年収1億円を稼ぐ人は時間の使い方を徹底的に意識しています。
特に集中力の維持が重要です。
誰しもやる気が出なかったり、スマホの通知で集中が途切れたりする経験は多いはずですが、そんな時に効果的なのが「1秒ルール」です。
やり方は簡単。
両手をパチンと叩くだけ。
これだけで脳内のドーパミンが分泌され、モチベーションが高まるのです。
この方法はパニック障害の女性が作った「5秒ルール」をさらに効率化したもので、5・4・3・2・1と数えて行動するよりも短時間でスイッチが入ります。
さらに効果を高めるには、「やるぞ!」などエネルギーが充電される言葉を同時に口に出すこと。
これを習慣化すると、行動量が爆発的に増え、成果が劇的にアップします。
実はイルカのトレーニングにもこの「行動の強化」が使われています。
イルカは行動の後にご褒美がもらえることを脳に刷り込まれているため、指示通りに動けるのです。
私たちも同じように「声を出してパチンと叩く」儀式を繰り返すことで、行動力が高まります。
お金持ちは毎日1%の努力で成功する理由
成功者が日々実践しているのは「複利」の力を使った成長です。
複利とは、投資で得た利益を元本に加え、さらにその合計に利益がつく仕組みのこと。時間が経つほど利益が雪だるま式に増えていきます。
投資の神様ウォーレン・バフェットは10代から投資を始めましたが、彼の莫大な資産の90%は60歳を超えてから築かれたものです。
つまり、若いうちから毎日コツコツ1%の成長を積み重ねることが成功の秘訣なのです。
具体的に言うと、本を毎日1ページ読む、新しい単語を1つ覚える、1日1つアイデアを考えるなど、小さな積み重ねが1年後には37.7倍の成長につながります。
ただし注意点もあります。
それは「マイナスの複利効果」。
毎日1%ずつ怠けていくと、1年後には成長が0.03倍まで落ちてしまうのです。
テレビをだらだら見たり、投資詐欺に引っかかったりすることもこれに該当します。
時間の使い方には十分気をつけましょう。
貯金 vs 投資:あなたに合った資産形成の方法
お金がない人はまず貯金をし、お金がある人は投資をするのが基本です。
貯金は「投資するお金がない貧しい人のため」、投資は「投資できる豊かな人のためのもの」と著書には明確に書かれています。
例えば社会人1年目は給料はまだ低いものの生活はできます。
この段階ではキャリアアップに注力して収入を増やし、ある程度資産ができたら投資に回すのが賢い戦略です。
判断するための3ステップは以下の通り。
- 1年間に無理なく貯金できる額(予想貯金額)を算出する
- 1年間に予想される投資収益を決定する(予想投資収益額)
- 予想貯金額と予想投資収益額を比較し、どちらに注力すべきか判断する
例えば、無理なく貯金できる額が年36万円、投資収益が10万円の場合は貯金に集中すべきです。逆に投資収益の方が多ければ投資の配分調整に時間を使いましょう。
節約だけではお金は増えない!収入アップの重要性
「節約すれば貯金が増える」というのは一見正しいように思えますが、実は多くの人にとって節約だけで貯金を増やすのは難しいのが現実です。
特に所得が低い世帯では、基本的な生活費で手取りがほぼ消えてしまい、節約の余地がほとんどありません。
そのため、本当にお金持ちになるための王道は「収入を増やし、収益を生み出す資産に投資すること」です。節約に必死になるより、資格取得や副業、自己投資にお金を使って収入アップを目指す方が長期的に見て効果的です。
もちろん無駄なサブスク解約や外食の見直しなど、辛くならない範囲の節約は必要ですが、節約だけでなく収入アップに全集中することが成功のカギです。
また、収入が増えると生活費は比例して上がらないため、高所得者の方が貯金がしやすいのは当然のこと。逆に低収入のままだと貧困から抜け出せない可能性が高いことも研究で示されています。
収入を増やすための5つの方法と会社での昇進の意義
収入を増やすには、自分のスキルや知識、時間などの「人的資本」をうまく活用することが重要です。
人的資本をお金に変える方法は主に5つあります。
- 時間単位の専門サービスを提供する
- 出来高制の専門サービスを提供する
- 人に教える
- 商品を売る
- 会社で昇進する
中でも「会社で昇進する」ことは見落とされがちですが非常に重要です。
昇進は給料アップだけでなく、人間関係の構築やマネジメントスキルの向上につながり、将来的には起業やさらなる収入増加に役立つからです。
会社員のデメリットとして、自由に時間をコントロールできないことがありますが、効率よく働く工夫やマネジメント経験は将来の大きな財産です。
最終的な目標は「オーナー」になることであり、昇進を通じてその視点を持つことが大切です。
13歳から億万長者になるためのマインドセット
「13歳からの億万長者入門」(ジェームス・マッケナ他著)は、子どもでもお金の本質を理解できるようにシンプルかつ分かりやすく書かれています。
今の日本では学校で金融教育がほとんどないため、大人になってから「貯金だけ」をしてしまう人が多いのが現状です。
この本で最も重要なのは、億万長者になるための4つの姿勢です。
- 集中する
- する
- 自信を持つ
- 賢い知識を得る
特に「集中する」こと、つまり「貯金に集中する」ことが大切です。
一億円貯めるのは簡単ではありませんが、短期・中期・長期の目標を設定し、具体的な貯金計画を作ることで実現可能になります。
例えば、3ヶ月後に発売される15万円のスマホを買うためには、1ヶ月5万円ずつ貯金する必要があります。長期目標では40年間で1億円貯めるなら年間250万円の貯金が必要ですが、これを可視化しトイレなど毎日目に入る場所に貼ることで集中力が持続します。
年収1億円の価値ある人間になるための10の神ルール
「年収1億円の神ルール10」(金川顕教著)によると、年収1億円を稼ぐのではなく、「年収1億円の価値がある人間」になることがこれからの時代に求められています。そのための10のルールは以下の通りです。
- 先見力
- 思考力
- 表現力
- 読書力
- 数字力
- 当事者力
- 応援力
- 習慣力
- 決断力
- チーム力
特に今回は「先見力」と「表現力」に焦点を当てます。
先見力とは?
先見力は、10年後の自分が何をしているか、健康状態はどうかを考えられる力です。
短期的な視点ではなく、長期的な逆算思考が重要です。
例えば株式投資では、1年の短期では損をする可能性もありますが、20年以上の長期投資では損失なしで安定したリターンが期待できます。
同様に学歴やキャリアも長期的に計画し努力することで成果が出ます。
先見力の鍛え方
1つ目は「過去から未来の変化を読み解く」こと。
例えば電子マネーの普及率を過去10年で調べると今後の決済方法の変化を予測できます。
2つ目は「国際基準で考える」こと。
日本の消費税は10%ですが欧州の多くは20%台。今後の税制変更を予想し、海外移住も視野に入れることが賢明です。
表現力とは?
表現力は相手にわかりやすく伝える力で、AIには苦手な分野です。
これからの時代、表現力がないと仕事を失うリスクが高まります。
表現力を磨くには、テクニックを学ぶのではなく、自分の意見を「うなる言葉」で深く考え、まとめることが重要です。
例えば経営者の名言をただコピーするのではなく、「なぜ感銘を受けたのか」「賛成・反対の部分はどこか」を自分なりに掘り下げて考えます。
さらに、逆の視点で考えたり、尊敬する人の視点で考えたりすることで、より深い理解と表現力が身につきます。
年収3000万円以上の男性の9割は家事をしない理由とパートナー選び
「稼ぐ男のパートナーVS稼げない男のパートナー」(TAE著)によると、年収3000万円以上の既婚男性の9割は家事をしないという驚きの結果があります。
これは年収が高いから家事をしないのではなく、家事をしないからこそ仕事に集中できて昇進や起業で成功しているのです。
朝晩の大事な時間を家事に追われていたら、どんなに才能があっても成果は出せません。
男性はシングルタスクに向いているため、1つのことに没頭できる環境をパートナーが作っていることが成功の秘訣です。
しかし、家事を全くしなくていいわけではありません。パートナーへの「いつもありがとう」の感謝の言葉は必須です。家事を当然と思わず、感謝の気持ちを伝えることで良好な関係を築けます。
成功したいなら、以下のようなパートナーを選ぶことが重要です。
- あなたの夢を心から応援してくれる女性
- あなたを立ててくれる女性
- 朝と夜は必ず笑顔で接してくれる女性
夢を応援してくれるパートナーがいるかどうかで、人生の成功は大きく変わります。夫婦でしっかり話し合い、不安や期待を共有することが大切です。
また、子どもの前で父親の悪口を言わないことも重要なポイント。
子どもは親の態度をよく見ており、父親への尊敬心に影響します。
まとめ
今回は、年収1億円を稼ぐための考え方や行動パターン、資産形成の方法、さらにはパートナーシップの重要性について解説しました。
ポイントを振り返ると:
- 最初から完璧な計画は不要。成功者の真似をして行動量とスピードを上げる。
- 「1秒ルール」で集中力を爆上げし、小さな行動を積み重ねる。
- 毎日1%の努力を積み重ねる「複利の力」で成長する。
- 貯金と投資は自分の状況に応じて使い分けることが重要。
- 節約よりも収入アップに注力し、自己投資を怠らない。
- 会社での昇進はスキルと経験を積む絶好のチャンス。
- 長期的な視点で先見力を鍛え、表現力を磨く。
- 成功には応援してくれるパートナー選びが欠かせない。
これらの知識と行動を取り入れれば、1億円という大きな目標も夢ではなくなります。ぜひ今回紹介した本や方法を参考に、あなたの人生を豊かにしていってください。