人生が辛くて毎日が憂鬱に感じていませんか?
会社に行くのが苦痛で、何をしてもやる気が起きず、毎日同じことの繰り返しに疲れてしまっている方に向けて、今回は心が劇的に楽になる考え方と行動のヒントをお届けします。
紹介するのは、パクチさんの著書『機嫌よく生きていたいだけなんです メンタルダウンから僕が立ち直るためにやめたこと』から得た、メンタルダウンから立ち直るための具体的な方法です。
本記事を読めば、今辛いあなたの心が少しでも軽くなり、人生が楽に感じられるようになること間違いなし。
特に「仕事に対する向き合い方」「自分の心のケアの仕方」「生活習慣の改善」という3つのテーマを中心に解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
楽に生きるために必要な人生への向き合い方
まず、人生を楽に生きるために知っておきたい考え方を2つ紹介します。
多くの人が仕事に対して「やりがい」を求めすぎてしまい、その理想と現実のギャップに苦しんでいます。
しかし、この著書では「やりがいよりも環境を重視すること」が大切だと説かれています。
1. 仕事に何かを求めようとしなくていい
仕事を選ぶとき、「お客様を笑顔にするのがやりがい」と思って入社したのに、実際はクレーム対応ばかりでやる気がなくなってしまう経験はありませんか?
これは、仕事にポジティブな期待を持ちすぎているために、現実とのギャップで悩んでしまう典型例です。
そもそも、働く目的は生活のために必要なお金を稼ぐことです。
仕事内容よりも「働きやすい環境」を優先する方が、結果的にストレスが少なく、心が楽になります。
例えば、人間関係が良好であること、通勤距離が短いこと、残業が少ないことなどが環境の良さを決めるポイントです。
もし今、やりがい重視で仕事を選び「人生がつまらない」と感じているなら、明日から「意識高い系」をやめて、環境重視にシフトしてみてください。これだけでも、心がぐっと楽になるはずです。
2. 頑張って働かなくていい
次に、頑張りすぎることをやめましょう。
あなたは今、相当努力しているはずです。
しかし、その頑張る理由は何でしょうか?
昇進したい、年収を上げたい、スキルを磨きたい、認められたいなど、さまざまな動機があると思います。
しかし、会社で昇進できる人数は限られており、昇進には上司の評価が必要です。
つまり、他人の評価に依存することになります。
これは変えられないことを変えようとして悩む原因です。
だからこそ、「この仕事を引き受けたらキャパオーバーになる」と分かったら、思い切って断る選択をしましょう。
無理なことは無理と伝える勇気を持つことが大切です。
たとえ「仕事ができない人」と思われても、自分の心の健康を守る方がずっと大切です。
他人の評価を気にせず、自分を評価するのは自分自身。
これを割り切れると、心が軽くなり、余計な心配も減るため、プライベートの時間も充実します。
仕事は大事ですが、あなたの心より大事なものはありません。
まずは自分を大切にすることを第一に考えましょう。
自分の心は自分でケアしてあげよう
次に、自分の心を自分でケアするために重要な考え方を2つ紹介します。
自分の一番の味方は自分自身です。
この意識を持つことが、心の健康を保つ第一歩です。
1. 嫌われる勇気を持つ
「嫌われる勇気」という本をご存知でしょうか?
私もこの本に救われた一人です。
この考え方は、生きる上で非常に重要です。
確かに、誰からも好かれたいという気持ちは理解できますが、それは不可能です。
2対7対1の法則というものがあります。
これは、2割の人には好かれ、7割は中立、1割には嫌われるというものです。
つまり、全員に好かれることはあり得ません。
学生時代のクラスでも、必ず数人は自分のことを嫌いな人がいたはずです。
これを前提として受け入れれば、誰かに嫌われても無駄に落ち込むことはなくなります。
また、周囲を気にして自分の本当の意見を言えない人も多いでしょう。
例えば、嫌いな上司に飲み会に誘われて断れない場合などです。
ここで「嫌われる勇気」を持って断ってみましょう。
実際には嫌われないかもしれませんし、もし嫌われたとしても自由な時間が増えたと考えれば、それは幸せなことです。
自分を正直にさらけ出すことで、結果として自分のことを好きな人が周りに集まってきます。
2. 苦手なことを克服しなくていい
苦手なことを無理して続ける必要はありません。
今の仕事が本当に自分に向いていると思いますか?
例えば接客の仕事をしているけれど、一人で黙々と作業する方が得意なのに営業を続けていたりしませんか?
本当は転職したいけれど失敗が怖いという気持ちも分かります。
しかし、著者のパクチさんもかつて資料作成が苦手で、頑張って作った資料に赤字の修正を入れられ、最終的には自分の作った資料が使われなくなるという辛い経験をしました。その結果、メンタルをやられてしまいました。
しかし、復帰後に考え方を変え、苦手な仕事は断るようにしたことで残業時間が減り、イライラもなくなり、人生が圧倒的に楽しくなったのです。
苦手なことに時間を使い続けるよりも、得意なことを伸ばすことに時間を使う方が、メンタルには本当に良い影響を与えます。
もし転職が難しい場合は、部署移動の希望を出すのも一つの手です。
苦手なことに時間を使うのは、できる限り明日からやめましょう。
生活習慣を変えれば人生が変わる
いくら本を読んで考え方を変えようと決めても、生活習慣が悪いままだとメンタルは絶対に改善しません。
毎日だるくてやる気が起きない、ネガティブに考えてしまう人は、これから紹介する3つの生活習慣を騙されたと思って試してみてください。
1. 太陽が出ている日の散歩を15分だけ
毎日15分だけでいいので、太陽の光を浴びる散歩をしましょう。
太陽の光にはセロトニンという精神を安定させる物質を増やす働きがあります。
これだけでいつもより落ち着いた気持ちで仕事に臨め、パフォーマンスも上がります。
休日は昼まで寝てしまう方も、朝少し早起きして緑が多い公園を散歩してみてください。
2. 運動で自己肯定感アップ
運動するのが良いのは分かっていても「そんな日はないよ」「めんどくさいよ」とつぶやいてしまうあなた。
1日5分でもいいから絶対に運動しましょう。
運動は睡眠障害の改善や疲労回復の効果があり、運動中は余計なことを考えなくて済むため脳がリフレッシュされます。
時間があれば1日20分くらい筋トレや軽いジョギングが理想ですが、部屋で寝ながらストレッチするだけでも十分です。
大事なのは高い目標を立てないこと。
いきなり毎日20分運動すると決めても、ほとんどの人は三日坊主で終わります。
続けられない自分を責めずに、甘く設定して、たまにはサボってもOK。
バランスが大切です。
3. 読書をする
休日はYouTubeを見てダラダラしたい気持ちは分かりますが、人生を変えたいなら読書は本当におすすめです。
まずは本屋に行くもよし、Kindle版をAmazonで買ってスマホで読むもよし。
今あなたが悩んでいることの答えがきっと本の中にあります。
読書が苦手な人は、最初から最後まで一言一句逃さず読む必要はありません。
目次を見て気になったところから読めばOKです。
そうすれば、あなたが今悩んでいることの解決策が見つかるはずです。
著者のパクチさんもメンタルダウンした時に書店で本に出会い、通勤時間はずっと読書をして心が軽くなり、徐々に復活できたそうです。
ぜひ今年の新しい挑戦として、1冊でも気になる本を探して読んでみてください。
まとめと私の実践しているメンタル安定法
今回紹介した3つのポイントをさらっとまとめます。
- 楽に生きるために必要な人生の向き合い方
- 自分の心は自分でケアしてあげよう
- 生活習慣を変えれば人生が変わる
いかがでしたか?
今何かに悩んでいる全員にぜひ読んでほしい1冊です。
メンタルを安定させるために意識することとは?
それは、1日の中で「ほっとする瞬間」を増やすことです。
例えば、毎朝起きてまずやるのが味噌汁を作ることです。
それを一人でゆっくり飲むと、1日の始まりからほっとできるんですよね。
健康的にも良いですし、心もポジティブにしてくれるので本当におすすめです。
作るのが面倒ならインスタントでもいいと思います。
あとはやっぱり深呼吸ですね。
深呼吸は誰でもいつでもできて、落ち着けるのでコスパ最強の方法だと思っています。
ただ、意識しないと忘れてしまうので、日常のルーティーンに組み込むと継続しやすいです。
例えば、歯磨きの後やお風呂に入っている時に深呼吸する習慣をつけるのがおすすめです。
あなたの人生が少しでも楽に、楽しくなることを心から願っています。